にんげんだもの

私は相田みつを美術館によく行きます。東京有楽町の東京国際フォーラムにあります。他の園長先生達にこの話をすると「病んでるの?」と言われますが、私は心の洗濯に行っていると思っています。相田みつをさんはとても字が綺麗で、その基礎があって、あの字に気持ちを込めていること、長い文章を書いて、短い文で気持ちを伝えることを考えていること、代表する「にんげんだもの」にあるように、こう正しく生きなさい!みたいなものは全くなく、私もあなたと同じ普通の人間ですよという気持ちが込められていること、に惹きつけられます。何度も行きましたが、展示物は大きくは変わりません。でも行っちゃいます。その中で、保護者の皆様に送りたい作品を見つけました。

「あのね 親は子どもを見ているつもりでも 子どもはその親を見てるんだな 親よりもきれいな よごれない眼でね」ドキッとしませんか?最後の「よごれない眼でね」は強烈です。コンセプトブックに自分の子をいい子に育てたければ周りの子をいい子に育てることと記載しましたが、私達親もいい親にならなければいい子に育ちません。ただし、誰も親になる勉強したり、準備したりしてなる人いません。だから答えはないし、参考書もマニュアルも無いし、ハウツー本でベストセラーは少ないのです。完璧な親はいません。会ったことないです。これからも会うことはないでしょう。時代が変われば正解も変わるからです。でも自分のできる範囲内で精一杯頑張っている(楽しんでいる)方はたくさん会いました。多分自分の親も試行錯誤しながら自分を育ててくれたんだと思います。恩返しはできませんが、子ども達に恩送りはできます。自分のできる範囲で。お母さんだってお父さんだって、にんげんだもの。

失敗してもいいよ

笑っていますか

東京都のパール幼稚園の園長先生が発表会の挨拶で保護者に伝えていました。何かあった時(発表会で言えば子どもが間違ってしまった、うまくいかなかった時)に笑っていますか?という問いかけでした。保護者は期待してしまうと、失敗した時にどうして!と思ったり、どうしてそうなったのかを問い詰めたりということもあるようです。そこで笑っていてくださいとのことでした。確かにいろんなことが起こっても、そんなこともあったよねと後で笑って話ができることがほとんどです。今の青組さんも「最初は泣いてましたよね~」「お母さんが泣いてましたよね~」「よく頑張りましたね~」と今だからこそ笑顔で話せることもたくさんあります。来年度、小学校に行って困難なことにぶつかっても、幼稚園でこんなに成長したんだから!と笑顔で対応してくださいね。在園児の皆様は来年度の新入園児でお母さんが困っていたら、「大丈夫ですよ~」と声をかけてあげてくださいね。今が不安なだけでいずれ大丈夫になるんですから!1年間、園長のワンポイントアドバイスにお付き合いいただき、ありがとうございました。中身はさておき今年も保護者の皆さんに伝え続けてこれたことにほっとしております。何か不愉快な思いをさせたとしても笑って許してください。ありがとうございました。

褒め方