子ども達が大人になるころには

お配りした「ようちえん通信」に記載がありましたように、現在の幼稚園児が成人した時には50%が現在存在しない職業に就くのではないかと言われています。確かに私が幼稚園の時にはなかったように思える仕事(パッと思い浮かぶだけでもパソコン、インターネット)が多いような気がします。学校で先生から教えてもらったことを正確に理解できたかどうかの評価ではなく、創造性、コミュニケーション、考動(考えて動くこと)、加減、問題解決能力等様々な力を得ていくことが必要です。国語や算数等の基礎学力は大事です。しかし、お勉強だけになるといけないのです。最近の大企業は受験勉強だけしてきた高学歴の学生は採用しないと聞いたことがあります。そう考えると幼児期の経験も大きな影響を与えるのではないでしょうか。やっぱり遊びの中で育つもの、経験することが大切です。大人が仕掛けた遊びだけでもダメです。子どものしたいように遊び、大人が見守るということが、一番子どもが育つのではないかと思います。前月お伝えした「集中」ではなく、「夢中」になって遊ぶ時が最高の育ちです。もしかしたら20年後には「テストの点数が取れる子」は存在せず、テストの内容も変わっているかもしれません。